アダム・ジョンズの弁

ある年のクリスマスに、ベルリンの近代美術館に行った時の事。

芸術家でシャーマンでもあったヨーゼフ・ボイスの展覧会をしていて、それは素晴らしいものだったんだ。

作品の一つは、ビデオだったんだけど、スクリーンに彼の顔が映し出されて、僕たち観客をじっと見ているんだ。

1969年に撮影された物で、彼はとうの昔に亡くなっているというのに、彼の目を見た時、とてつもなくパワフルなエネルギーが、僕の中に流れてくるのを感じたんだ。

それは、僕に、衝撃的な驚きと、混乱をきたしたんだ。

そして、氣がついたんだ。
彼は、自分のエネルギーを動画に転写していたんだと。
確実に、時空を超えて、僕に繋がっていたからね。

椅子に腰掛け、考えてしまったよ。

だって、馬鹿げたアイデアに思えたし、この発見を裏付けてくれる情報もサポートも、その美術館にはなかったから。

この大きなブレイクスルーが、ヤーンライトコレクティブの着想に繋がったと言ってもいいかもしれない。
もし、ヨーゼフ・ボイスが、彼の意向を動画に込められるのなら、僕たちのも、ニットに転写できるんじゃないか?ってね。

 

ヨーゼフの動画 →https://vimeo.com/79773583